任意保険とは
任意保険とは民間の損害保険会社の自動車保険にドライバーが自らの意思で加入する自動車保険です。任意とは言ってもドライバーの責任として加入しておくのが大切です。
任意保険は加入することを義務付けられていませんが、自賠責保険では補償しきれない事故に備えて、手厚い補償が準備されますので、加入を必ずしておくべき保険と言えます。 以下に掲げる種類の保険があり、対人・対物はほぼ全てのドライバーに必要不可欠なものであり、他の保険もドライバーの必要に応じて、加入する保険の種類を決め、補償の限度額を決めます。
何故自動車保険(任意保険)が必要なのか?
自動車保険を選ぶ際には、補償額が十分であるかどうかを確認することが重要です。万が一の最悪の事態を考えて保険に加入するわけですから、死亡事故、重度の後遺症を相手に負わせる事故などを起こし、損害賠償を請求された時のことを考えて、十分な賠償限度額が確保されるかどうかを確認するのが重要です。 賠償責任の限度額を無制限にすることをおすすめします。 自分が加入しようとしている保険が、どんな事故のどんなものを補償してくれるのか、またどういった事故の場合に保険金が支払われないのか、を一つ一つしっかりチェックすることが必要です 。
自動車保険(任意保険)のノンフリート等級別料率制度 (等級制度)
自動車保険の保険料を決定する基本的要素であるノンフリート等級制度
自動車保険(任意保険)は、等級別料率制度を用いており、これは無事故を続ける優良ドライバーは保険料を安くし、逆に事故を起こし保険を使ったドライバーは、保険料を高くするというシステムです。 等級は一般的に1〜20等級で付けてあり、数字が大きいほど無事故で優良ドライバー、保険料は安いということになります
自動車保険の新規契約時は6等級からスタートし、以後1年間保険の対象の事故がなかったら、次の年は等級が1等級ずつ上がり、保険料が安くなっていきます。 逆に事故を起こし保険を使うと、1事故につき3等級下がり、保険料がアップします(事故の種類によっては等級据え置きの場合もある・また等級プロテクト特約を付けていれば据え置きになります。 またノーカウント事故というものもあります)。
万が一事故を起こしてしまった場合、損害額がごくわずかであれば、保険を使わずに自分で支払ったほうが、保険料との兼ね合いから長期的に見た場合に安上がりとなる場合もあります。 また、この等級は契約更改の時などに保険会社を他の会社に変えても、それまでの等級が引き継がれます。 等級が20等級になるためには、スタート時点が6等級ですから、無事故を14年間続ける必要があります。また、割引率が最大である17等級以上と最低の1等級では、保険料に大きな差ができてしまうこともあります。
| 等級 | 保険料割引率例(%) | 等級 | 保険料割引率例(%) |
|---|---|---|---|
| 20 | -60 | 10 | -40 |
| 19 | -60 | 9 | -40 |
| 18 | -60 | 8 | -30 |
| 17 | -60 | 7 | -20 |
| 16 | -58 | 6 | -10 |
| 15 | -55 | 5 | -10 |
| 14 | -55 | 4 | 0 |
| 13 | -55 | 3 | +20 |
| 12 | -50 | 2 | +30 |
| 11 | -45 | 1 | +50 |
自動車保険(任意保険)の割引制度(※保険会社により相違します)
車の装備で設定されている各種割引制度
自動車に標準やオプションで付けられている安全装置、 たとえばABS(アンチロック・ブレーキ・システム)やエアバッグなどの装備があると保険料が割引になる場合があります。新しい自動車のほうが性能が向上していますので、昔の車より最近の車ほど保険料が安くなる場合が多いです。
契約形態による割引制度
運転者の家族限定、年齢制限を設けてなどの契約形態により自動車保険が割り引かれる制度があります。優良ドライバー、無事故運転歴の長いドライバーほど保険料が安くなるように設定されている場合が多いです。
これらの割引に該当する項目が多くなるほど、割引率が増え自動車保険料が安くなって行きます。十分に活用すると自動車保険料を安くすることができます。自動車保険料を安くしたい方は、ご自分の自動車の確認、運転者となる人などを考慮し、自動車保険を安くする工夫も必要です。
これらの自動車保険割引は、保険会社共通のものから一部の保険会社に限定されるもの、割引内容が少々異なるものなど様々です。保険会社によっては、採用されていない割引もありますので、確認が必要です。
自動車保険(任意保険)の保険料を安くする方法
運転者年齢条件の設定
運転者年齢条件は高く設定したほうが保険料は安い。 運転する方の年齢を21歳以上、26歳以上、30歳以上に限定することにより保険料が安くなる特約です。ただし、限定した年齢以外の人が運転中の事故は保険金が支払われませんので年齢条件を設定の際には十分な注意が必要です。
家族限定特約を付帯する
家族限定特約を付けると、保険料は割安になる。 運転する方を家族の方のみに限定する特約で、保険料が5%程度割り引きになります。 「家族以外の方は車を運転しない」という方におすすめです。※家族限定特約を設定できない保険会社もあります。
車両保険をはぶく
車両保険をはぶけば、保険料は安くなる。 車両保険 とは、事故による自分の車の損傷の修理代等が支払われる保険です。たとえば次のような事態の際に保険が適用されます。
- 自分にも過失がある場合の事故で、自分の車の修理代負担が必要な場合
- 当て逃げによるクルマ損傷
- 単独事故によるクルマ損傷
- 車の盗難
こういった際に車両保険を付けておくと保険金がおります。(車両保険にもいくつか種類があり、カバーできるのは各々の車両保険で異なります。) 上記のような、自分の車の修理代は、自己負担すると割り切れば保険料も削減にはなります。
自動車保険(任意保険)に加入しても事故が起きて保険料のお支払いができない主なケース
| 対人 賠償保険 |
対物 賠償保険 |
人身傷害 補償特約 |
搭乗者 傷害保険 |
車両保険 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 酒酔い運転、無免許運転、麻薬等運転による人の傷害、 車両損害費用損害 | - | - | × | × | × |
| 配偶者、父母、子に対する損害賠償 | × | × | - | - | - |
| 受託物に対する損害賠償 | - | × | - | - | - |
| 地震もしくは噴火またこれらによる津波による損害または傷害 | × | × | × | × | × |
| 台風・洪水または高潮による損害 | × | × | - | - | - |
※以上は保険金をお支払いできない場合の概要を説明したものです。詳しくは各保険会社にお問合せください。
※このサイトは、自動車保険の概要について掲載したものであり、商品内容、各種割引は保険会社によって相違する場合があります。詳細は各保険会社のホームページにて保険約款・特約条項等をご参照ください。
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